購入ボタンの色で売上アップ!色彩心理学でクリック率を劇的に向上させる方法
ネットショッピングは手軽で楽しいですよね。私自身も頻繁にオンラインで買い物をしますが、特に「購入する」ボタンを押す瞬間のワクワク感がたまりません。でも、ふと気づいたことがあります。どのサイトでも「購入する」ボタンがなんとなく押しやすく、自然と目が行くのはなぜなのでしょうか?
実は、「購入する」ボタンの色が私たち消費者の心理に深く影響を与えているのです。色彩心理学に基づいてボタンの色を選ぶことは、ウェブサイトのコンバージョン率を左右する重要なポイント。この記事では、【購入ボタン 色の心理学】をテーマに、私自身の体験を交えつつ、効果的なボタンの色選びについて詳しく解説していきます。
元美術館学芸員の茜は、自身の豊富な経験と独自の視点を活かし、ビジネスオーナーが視覚から集客する方法を教えています。アートは色が命。日本で人気があって愛されているのは色彩鮮やかな印象派絵画です。ズバリ! 色を効果的に使ってビジネス活用する方法をおすすめしています!
私が感じたボタンの色の効果
まず、私自身が実際に運営しているサイトの話をしましょう。女性をターゲットにしたサービスを提供しているため、サイト全体のデザインは淡いピンクや白を基調にしています。当初は、「購入する」ボタンをオレンジ色に設定していたのですが、どうもクリック率が伸び悩んでいました。
そこで、私は色彩心理学に基づいて「購入する」ボタンの色を見直し、ターゲット層に人気のある青みがかかったピンクに変更したのです。結果は驚くほどの変化でした!ボタンの色を変えただけで、クリック率が約20%向上したのです。この体験を通じて、ボタンの色選びがいかに重要かを実感しました。
色彩心理学とは?色が私たちに与える影響
それでは、なぜ色がこれほどまでに人間の行動に影響を与えるのでしょうか?色彩心理学は、色が私たちの感情や行動にどのように影響を与えるかを研究する分野です。視覚は人間の感覚の中でも特に強力で、色によって無意識のうちに感情や行動が変わることが多々あります。
たとえば、信号機の色を思い出してみてください。
- 赤:緊張感や緊急性を喚起し、強く注意を引く色。
- 黄色:注目を集め、何かを始める準備を促す色。
- 青や緑:安心感や安定感を与える色で、リラックスさせる効果があります。
色は私たちが日々意識していなくても、常に感情や行動に影響を与えているのです。この色彩心理学の力を利用することで、ユーザーの行動を促進することができるのです。
「購入する」ボタンの色はコンバージョンを左右する
ブログやウェブサイトにおける「購入する」ボタンは、単なるクリックの対象ではなく、ユーザーに対して最終的なアクションを促す最重要ポイントです。このボタンがどのようにデザインされ、特にどの色を使っているかは、コンバージョン率(クリック率や購入率)に直接影響を与えます。
色の選び方によって、ユーザーが「ボタンを押すべきかどうか」を瞬時に判断することができます。たとえば、赤や黄色などの色が使われていると「急いで買わなければ」と感じやすく、青や緑のような落ち着いた色だと「信頼できる」と思わせることができます。
このように、色の持つ心理的効果を活用することで、クリック率を向上させることができるのです。
大手企業の「購入する」ボタンに使われる色の戦略
では、具体的に大手企業はどのようにボタンの色を選んでいるのでしょうか?Amazonや楽天に代表される多くのオンラインショッピングサイトでは、オレンジ色の「購入する」ボタンを使用しています。この色選びにはしっかりとした理由があり、色彩心理学の効果が活かされています。
オレンジ色は、赤の持つ緊急性と黄色の注目を引く力を合わせ持つ色です。赤は注意を喚起し、黄色は明るさと楽しさを感じさせます。オレンジはその中間に位置し、ユーザーに「クリックしたい」という強い気持ちを抱かせることができます。
さらに、オレンジは「親しみやすさ」や「一体感」を感じさせる色でもあります。たとえば、スポーツチームのユニフォームにもよく使われることからわかるように、オレンジはチームとファンの一体感を高める効果があります。これが「購入する」ボタンに採用されている理由です。ユーザーに親近感を抱かせ、企業との距離感を縮め、クリックを促す役割を果たしています。
ネットショップで、「購入する」というボタンの色を見ていくと、こんなことがわかります。
色の選び方はターゲットやサービスによって異なる
私の経験からも言えることですが、オレンジ色が必ずしも全てのブログやウェブサイトやサービスに適しているわけではありません。色選びは、ターゲット層や提供するサービスによって最適な選択が異なるのです。
サイトのテーマカラーとの調和
たとえば、私の運営するサイトでは、オレンジ色のボタンが淡いピンク背景に埋もれてしまい、目立ちにくいという問題がありました。サイト全体が淡い色調でデザインされていたため、ボタンも同系色だとユーザーの視線を引きにくくなってしまったのです。
このような場合には、コントラストを意識した色選びが必要です。背景との対比が強い色を使うことで、ボタンを目立たせ、クリックを誘導しやすくなります。
サービス内容との相性
また、提供するサービスの種類によっても、適したボタンの色は変わります。例えば、リラクゼーションやスパといった癒しを提供するサービスでは、オレンジ色のようなアクティブな色は逆効果です。むしろ、青や緑のような落ち着いた色が、ユーザーに安心感や信頼感を与え、クリックを促します。
逆に、エネルギッシュな印象を与えたい場合には、赤やオレンジといったアクティブな色が効果的です。たとえば、スポーツ用品やフィットネス関連の商品を扱うサイトでは、元気で活力を感じさせる色が適しています。
色彩心理学を活かしたボタンの最適化
次に、具体的にどの色がどのターゲットやサービスに最適かを見ていきましょう。
1. 赤 – 緊急性と行動喚起
赤は強いインパクトを持つ色で、注意を引く効果があります。セールや限定キャンペーンで「今すぐ購入」を促したい場合に最適です。
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2. 緑 – 安心感と前向きなアクション
緑は安心感を与えると同時に、自然を連想させる色です。環境関連のサービスや、穏やかさを重視するビジネスに適しています。また、「次へ進む」といったポジティブなアクションを促します。
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3. 青 – 信頼感と誠実さ
青は信頼を象徴する色で、銀行や医療サービスなど、信頼性が求められる業界で多用されています。ユーザーに「ここなら安心して取引できる」と思わせる効果があります。
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4. 黄色 – 楽しさと明るさ
黄色は注意を引くと同時に、楽しい印象を与える色です。エンターテインメントや子供向け商品に最適です。ただし、長時間の使用は視覚的に疲れやすいので、アクセントとして使うことが推奨されます。
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5. 紫 – 高級感と神秘性
紫は高級感や神秘性を演出します。特に、ラグジュアリーブランドや高価格帯の商品に効果的です。
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6. オレンジ – 活発さと親しみやすさ
オレンジは、活発で親しみやすい印象を与える色です。特に、元気や一体感を訴求したいビジネスに向いています。
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A/Bテストで最適な色を見つける
色の選び方には絶対的な正解はありません。ですから、A/Bテストを実施して、異なる色のボタンを試し、ユーザーの反応を見比べることが重要です。私の経験でも、最初からピンクが正解だと分かっていたわけではなく、いくつかの色を試した結果、最も効果的だったのが青みがかったピンクでした。
テストを繰り返し、データに基づいた決定をすることで、最適な色を見つけ出すことができます。
色彩と消費者心理はかなり影響があるのです。
色相の分布は h=60°付近に大きなピークを持ち,これは橙〜緑にかけての分布に対応している。これらの色は飲食物自体の色や店舗の内装の色としても抽出されている.飲食物の色彩は赤〜緑の色が基本とされ,とくに赤系の色は食欲の増進効果が,緑は赤の対比色として食品を鮮やかに見せる効果があると考えられている.また内装も食欲増進効果などの心理効果,飲食物との色彩調和,Web ページとしての色彩調和が考慮されて色彩が決定されていると考えられる。
出典:日本色彩学会誌 第42巻 第6号
まとめ
色彩心理学を理解し、戦略的にボタンの色を選ぶことで、ブログやウェブサイトのクリック率やコンバージョン率を大きく向上させることができます。私自身の体験でも、色を変えるだけでサイトの成果が劇的に改善しました。
大手企業が採用している色の選び方を参考にしつつも、最も重要なのは自分のサービスやターゲット層に合った色を見つけることです。最適な色を見つけて、あなたのウェブサイトやビジネスの成功に繋げてください!
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