初心者向けピンタレストのピン仕様を徹底解説|アイデアピン、スタンダードピンの使い分けは?
ピンタレスト大好き!リサーチャーの茜です。
ピンタレストを始めたら、ホームフィードを眺めているといろいろな形のピンを見ることができます。
GIFがぴかぴか動くピン、正方形のピン、横長長方形のピン、スワイプできるピン、動画と画像が組み合わさったピンなどなど…。
ピンタレストではいろいろなピンの仕様があるのをご存知ですか?
今回は初心者に向けて、ピンの仕様の違いと使い分けについて解説していきます。
ピンタレストの4つのピンとは?
ピンタレストのアナリティクスを見ると、その種類を4つに分けています。
- スタンダードピン
- アイデアピン
- 動画ピン
- プロダクトピン
2022年2月にアナリティクスはアップロードされてこのような画面になっています。
ピンタレスト📍のアナリティクスがアップデート!
— 茜📌ピンタレスト大好き|リサーチャー (@akanesan33) February 14, 2022
パフォーマンスの上にピンの種類ごと(スタンダードピン、アイデアピンなど)のタブができて見やすくなりました😊
人によってはまだアプデされてないかも。
楽しみに待ちましょう😊#ピンタレスト #Pinterest pic.twitter.com/mjR9BmpEku
まだこの画面になっていない人はアップデートを待ちましょう。私も2つアカウントを持っていますが、新しく立ち上げたアカウントは古い画面のままです。
この4つのピンはどのように使い分けたらよいのでしょうか?
ひとつひとつ解説していきますね。
スタンダードピン
スタンダードピンは縦長のピンです。実は横長のアイキャッチ画像やインスタグラムの正方形のピンもスタンダートピンとして投稿できることはできますが、投稿しようとすると投稿画面から、
「1000 px × 1500 px 以上の画像を推奨します。この画像は ◯px × ◯px です」
という警告を受けます。
奨励されるスタンダードピンは以下の通りです。
【スタンダードピン】
画像 | PNG または JPEG |
最大ファイルサイズ | 20 MB 【アスペクト比】 推奨のアスペクト比は、2:3 または 1,000 x 1,500 ピクセルです。アスペクト比が 2:3 より大きいピンの場合、ユーザーのフィードに一部しか表示されない可能性があります。 |
文字数 | 【タイトル】 最大で 100 文字まで。デバイスによっては、前半 40 文字のみがユーザーのフィードに表示。 【説明文】 最大で 500 文字まで。ホームフィードや検索フィードでピンを閲覧している際に説明文は表示されない。 |
【どんなときに活用?】
- 画像にURLを結びつけられるのでサイトへの流入に役立てることができる
- うまくいけばGoogleの検索の上位表示に載ることも可能
- YouTubeやInstagramからピンを作り、ホームフィードに流すこともできる
アイデアピン
2021年からスタートしたアイデアピンは、複数の動画、画像、リスト、カスタムテキストを組み合わせて 1 件のピンとして表示されます。タグをつけることができます。(自分でタグを作成することはできず、決められたタグを10個まで選択することが可能です)。最後に自分のプロフィールが表示されます。
画像と動画 | 画像:.BMP、.JPEG、.PNG、.TIFF、.WEBP 動画:.MP4、.M4V。.MOV ファイルは iOS と Android のみで利用可能です。 |
ファイルサイズ | 1GBを推奨 ビデオエンコード H.264 または H.265 最大ファイルサイズ Android と iOS:16 MB 推奨、ウェブ:画像は最大 32 MB、動画は最大 50 MB |
動画の長さ | 3〜60 秒 |
解像度 | フルブリード(余白がない)画像と動画、あるいは画面全体を占めるように拡張された画像と動画の場合は、1080×1920 ピクセルサイズ(アスペクト比 9:16)がおすすめ。 |
アスペクト比 | 9:16 、画像や動画にこの制限はなし。 |
文字数 | タイトル:最大 100 文字 ページ上:デスクトップと Android では 1 ページにつきテキストボックスは 1 個で、iOS では 1 ページにつき複数のテキストボックスが利用でき、最大 250 文字。 |
その他 | テキストやその他の要素を水色の線の内側または以下のサイズの範囲内に収めると、どのデバイスでアイデアピンを表示しても見やすくなります。 上: 270 ピクセル 左: 65 ピクセル 右: 195 ピクセル 下: 440 ピクセル |
【どんなときに活用?】
- 画像にURLを結びつけられないのでブランディングや認知に役立てる(最後のページに必ずプロフィールが出てくる)
- 2022年現在ピンの中で最も拡散されやすいので表示回数をあげることが可能。
- アイデアを動画と静止画を使って伝えやすい
- テイク機能を使うとコミュニケーションがとりやすくなる
- いいねボタンが実装されている
ストーリーを伝えられる(料理の過程など)ピンタレストのアイデアピンは、最初はストーリーピンという名称で始まりました。ストーリーを伝えられるピンとして命名されたのかと感じますが、インスタグラムのストーリーズと混乱されやすく改名されたようにも思います。
2021年、「Pinterest LIVE Q&A」は
「2022年にはアイデアピンにリンクを貼れるようにする」
「アイデアピンを投稿して欲しい」
ということを教えてくれました。
2022年現在アイデアピンはあらゆるピンの中で拡散力が高いので、リンクが貼れるようになれば最強のピンになると思います。楽しみです。
2022年10月現在ではスマホから投稿すれば、ボードへの誘導ができるようにはなりました。メンションも画像に貼り付けられます。
▼実際のアイデアピンはこちらをごらんください。
こちらは最後の画像にボードへの誘導をつけたピンです。
こちらはメンションをつけたピンです。
動画ピン
動画ピンは動画やGIFをつけて投稿できるピンです。スタンダードピンは静止画像なので、動きのある動画ピンは目立ちます。2020年に実装されました。当時はスタンダードピンよりも拡散力が高かったです。現在はアイデアピンができて見かける機会が減っています。しかしながら、2022年より広告が開始されるようになってからは、広告のピンは動画ピンが増えています。
動画 | .mp4、.movまたは .m4v |
エンコード | H.264 または H.265 |
最大ファイルサイズ | 最大 2 GB |
動画の長さ | 4 秒〜15 分 |
アスペクト比 | 1:2(幅:高さ)以下、1.91:1(幅:高さ)以上である必要があります。推奨のアスペクト比は、正方形(1:1)または縦長(2:3 または 9:16) |
文字数 | タイトル 最大で 100 文字まで。デバイスによっては、前半 40 文字のみがユーザーのフィードに表示。入力すると、ホームフィードまたは検索フィードにタイトルが表示される。 説明文 最大で500文字まで。 |
【どんなときに活用?】
- 画像にURLを結びつけられるのでサイトへの流入に役立てることができる
- うまくいけばGoogleの検索の上位表示に載ることも可能
- 静止画像のスタンダードピンの中では目立ちやすいので目に留まりやすいが、眺めているだけで動くのでクリックに結びつきにくいという点があったように感じる。GIFを使ってクリックしてもらいたい部分を強調するような使い方は効果がある
▼実際の動画ピンはこちらをご覧ください。音が出るのでご注意ください!
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プロダクトピン
プロダクトピンとはリッチピンの一種で、詳細なメタデータを特定の形式で追加し、購入可能な商品であることが Pinterest ユーザーにわかるようにするピンです。あなたのウェブサイトから取得した最新の価格、在庫状況、商品のタイトルと説明文が表示されます。
出典:ピンタレストヘルプページ
Pinterest にプロダクトピンを追加する前に、自分のウェブサイトでユーザーが直接商品を購入できるように設定する必要があります。プロダクトピンはカタログを作る必要があります。Pinterestはshopifyと提携しているので、ECサイトを運営している人には利用価値がありそうです。
このピンは商品を販売するサービスをする人にとってはとても有益なピンです。
なぜならば、ピンタレストはなにかいいことを求めて見るユーザーが多く、最初から買い物意欲が満々だからです。
プロダクトピンはECサイトを運営している人が活用しているピンです。
おまけ カルーセルピン
アナリティクスにはカルーセルピンのタブはありませんが、カルーセルピンもご紹介したい仕様です。実はあまり知られていませんが、Instagramのようにスワイプして見ることができるピンです。
ホームフィードに表示されるときは1枚目のカバーが表示されるため、見分けがつきにくいですが、下記のようなマークがあるものがカルーセルピンです。
マウスを合わせるとこのような>マークが現れますので、ここをクリックしていくとスワイプしていろいろな画像を見ることができます。

下記のピンを拡大して、中央右横の「>」マークをクリックすると、ピンがスワイプできます。どの画像からでもリンク先URLに行くことができます。(すべての画像にURLを紐づけられます)
画像 | PNG または JPEG |
最大ファイルサイズ | 画像あたり最大で 32 MB |
カルーセルの数 | 2〜5 件まで |
アスペクト比 | 1:1 または 2:3 |
文字数 | 最大で 100 文字まで。デバイスによっては、前半 40 文字のみがユーザーのフィードに表示。入力すると、ホームフィードまたは検索フィードにタイトルが表示される。 説明文 最大で 500 文字まで。ホームフィードや検索フィードでピンを閲覧している際に説明文は表示されない。 |
【どんなときに活用?】
- スワイプ画像一枚一枚にURLを結びつけられるのでサイトへの流入に役立てることができる。ユーザーは気に行ったスワイプ画像をクリックすることでサイトへ飛ぶことができる。
- うまくいけばGoogleの検索の上位表示に載ることも可能
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ピンタレストのピンの使い分けは?
気になるピンタレストのピンの使い分けはどのようにしたら、最も活用ができるのでしょうか?
2021年「ピンタレストアカデミーLIVE Q&A」でもアイデアピンとスタンダードピンの使い分けについての質問がありました。
- 【アイデアピン】認知 ブランディング ファンを集める、コンテンツの見せ方、フォロー(タグ)ストーリーを伝える
- 【スタンダートピン】サイトへの流入、集客
このような使い分けをするために、この2種類のピンタレストのピンを投稿するのが当面のおすすめです。
アイデアピンが優先されて拡散されているので、ピンタレストからサイトへの流入が減っているのは事実です。それでピンタレストをやめてしまった人もいるのですが、2022年からはピンタレストは広告も始め、いずれアイデアピンにもリンクを貼る考えもあるようですので、今のうちからこつこつ両方のピンを投稿しておけば、表示されやすい+リンク流入によってマーケティング効果が絶大になると思います。
まとめ
ピンタレストの初心者に向けてピンタレスト4つのピン仕様とおまけについて解説しました。
ご紹介したピンタレストのピンとは次のとおりです。
- スタンダードピン
- アイデアピン
- 動画ピン
- プロダクトピン
- カルーセルピン
ピンタレストのピンの使い分けはどのようにしたらいいでしょうか?その答えは、ご自分がピンタレストで何を活用していきたいのかをベースにどのピンを投稿するのかを決めるとよいです。
ブロガーにおすすめしたいのは以下の2つです。
- サイト流入に役立てたいなら、スタンダートピン
- ブランディングや認知に役立てたいならアイデアピン
この2本柱をしっかり守って投稿していくことが当面の活用の秘訣といえそうです。
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