Pinterestの1ヶ月あたりの表示回数低下から復活するための6つの対策方法
Pinterestクリエイターの茜です。
SNSを活用してビジネスにつなげようとするユーザーが増えています。その中でも、視覚的な画像を提供する「Pinterest」は、多くの企業やブランドにとって貴重なマーケティングチャネルとして利用されています。
しかしながら、Pinterestのアルゴリズムの変更や、競合の増加によって、1ヶ月の表示回数の低下に直面することがあります。本記事では、そういったPinterestの表示回数低下から復活するための実際に行って効果の高かった6つの対策方法を提供いたします。
まずは、Pinterestの表示回数低下の原因についてご説明いたします。次に、本記事で提供する6つの対策方法の概要をご紹介いたします。
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Pinterestのアルゴリズムを理解する
Pinterestは、ユーザーがピンしたコンテンツを検索することができます。ユーザーは検索によって、より関心を持つコンテンツを知ることができます。たとえば、一度「片付け 収納」でピンを検索すると、そのユーザーのホームフィードにおすすめとして「片付け 収納」のピンがたくさん表示されます。Pinterestの機能は、このようなアルゴリズムによって動作しています。
Pinterestのアルゴリズムは、ユーザーの興味関心と行動履歴に基づいて、コンテンツを配信するように設計されています。つまり、ユーザーがピンしたコンテンツや検索履歴から、Pinterestはそのユーザーが興味を持ちそうなコンテンツを提供するようにアルゴリズムが調整されます。
しかしながら、Pinterestのアルゴリズムは、定期的に変更されることがあります。これは、ユーザーのニーズや行動パターンが変化するためであり、アルゴリズムの変更によってユーザーに最適なコンテンツを提供することが目的です。
このようなアルゴリズムの変更が原因で、Pinterestの1ヶ月あたりの表示回数低下に直面することがあります。アルゴリズムの変更によって、従来は表示されていたコンテンツが表示されなくなったり、競合が激化して表示回数が低下することもあるからです。
このようなアルゴリズムの変更によって生じた表示回数の低下を改善するためには、アルゴリズムの変更内容を正確に把握し、適切な対策を取ることが必要です。また、アルゴリズムの変更によって、表示回数以外にも影響があることがあります。例えば、コンバージョン率の低下やCTRの低下などがあります。
次に、ピンタレストの表示回数低下から復活するための対策方法について説明します。
Pinterestのコンテンツ戦略を見直す
Pinterestにおいて、コンテンツ戦略は非常に重要です。Pinterestは、ビジュアル重視のプラットフォームであり、視覚的な魅力を持ったコンテンツがユーザーに好まれます。また、キーワードや検索機能が優れているため、ユーザーが求めているコンテンツを簡単に見つけることができます。
具体的には、ユーザーがPinterestで求めているコンテンツは、以下の特徴を持っています。
- 視覚的に魅力的であること
- 役立つ情報や知識を提供していること
- ユーザーの関心やニーズに合わせたボード分類がされていること
ピンタレストにおけるコンテンツの作成方法としては、以下の点が重要です。
- 鮮明で高品質な画像の使用
- キーワードやカテゴリーの分類に沿ったコンテンツの作成
- DIY、レシピ、ファッション、インテリア、美容、ヘアスタイルなど、ユーザーがよく検索するカテゴリーに関するコンテンツの作成
- テキスト情報の追加によるSEO対策
次に、キーワードについて説明します。
キーワード戦略を見直す
キーワードは、Pinterestでの表示順位を左右する重要な要素のひとつです。Pinterestのアルゴリズムは、キーワードを含むピンを優先的に表示するため、適切なキーワードの使用が重要です。
Pinterestにおいて、キーワードは以下のように使われます。
- 画像の載せるキャッコピーに含まれるキーワード
- ピンの説明文に含まれるキーワード
- ボードのタイトルや説明文に含まれるキーワード
- ユーザーのプロフィールやアカウント名に含まれるキーワード
キーワードを選定する際には、以下の点に注意することが重要です。
- ユーザーが検索するキーワードを知る
- 競合の少ないキーワードを選定する
- キーワードの頻度や関連性を調べる
▼こちらの記事も参考にしてみてください。
Pinterestのアクティビティを活性化する
Pinterestのアクティビティとは、自分のピンを投稿するだけでなく、他のユーザーのピンを保存することも指します。アクティブなユーザーが多いほど、Pinterestはそのアカウントを表示順位を上げる傾向があります。
アクティビティを活性化する方法としては、以下の点が挙げられます。
- ピンを定期的に投稿する→毎日投稿するユーザーが好まれる
- 他のユーザーのピンを保存する
- アイデアピンでフォロワーとのコミュニケーションをし、コメントを残す
アクティビティの活性化によって、ピンの露出率が上がるため、表示回数低下からの回復につながる効果が期待できます。
茜のPinterest表示回数対策
私はPinterestを2019年の11月にスタートしました。
スタートして3ヶ月で月間閲覧者数が10万人を超えました。
ピンタレストに投稿すれば、毎日どんどん閲覧者数が増えていったのです。
ところが…。
なぜか、3ヶ月を経過したところで毎日ピンを投稿しても、どんどん1ヶ月あたりの表示回数が減っていったのです。

毎日ピンタレストの投稿をしているのにもかかわらず、4万も1ヶ月あたりの表示回数が減りました。
しかしながら、Pinterestの投稿のやり方を立て直し、再びまた1ヶ月あたりの表示回数が10万人に返り咲き、2023年3月現在は、26万人に達しました。
表示回数が下がってきたときに見直すべきポイントがあります。
対策1 基本は毎日Pinterestに投稿する
ピンタレストの検索エンジンは新しいピン(フレッシュピン)を好む傾向があります。
毎日規則正しい数をピンすることが大切です。
1週間まとめて1日に大量にピンすると、表示回数は伸びません。
また、一度に大量のピン投稿は、違法行為とみなされることもありますので、ご注意ください。
Pinterestは、毎日コツコツとピンを投稿してくれるユーザーのピンを検索エンジンが、積極的に取り上げてくれるすばらしいシステムです。
そんなピンタレストは、ピン投稿をさぼるとすぐに1ヶ月あたりの表示回数は下がります…
ピンタレストの1ヶ月あたりの表示回数が下がってきたら、まず疑うことはピンを毎日投稿しているかどうかです。
毎日投稿が厳しい人はスケジューラーを活用しましょう。
Pinterestのスケジューラーで簡単・効率的なピン投稿!使い方や設定方法を解説
対策2 #(ハッシュタグ)要注意!
2022年に開催されたPinterestのウェビナー勉強会では#(ハッシュタグ)はあまり意味がないとのことでした。
しかしながら、ピンタレスト公認スケジューラーのTailwindでは#を推奨しています。
私も自分のピンで試してみたところ、#は有効であると感じましたので、私のピンには#をつけています。
毎日ピンを投稿しているにもかかわらず、1ヶ月あたりの表示回数が下がっている場合は、#を見直してください。
ハッシュタグは説明文にないキーワードをいれることがおすすめです。
対策3 コンテンツの高いピン
ピンタレストは、コンテンツの高いピンを優先してくれます。
同じURLでも画像が違うピンを作成することです。
下記のように、1つのURLに対して2種類作って、どちらがよりよく拡散されるかを試してみました。
インフォグラフィックピン
通常のピン
インプレッションと保存が高いのは、インフォグラフィックピン(情報を視覚的に表したもので、通常サイズよりも長め)で、クリックは通常ピンの方が高いです。
インフォグラフィックのピンは、画像を保存するだけでクリックしなくても、情報が得られるからクリックが少ないのかもしれません。
その点、通常ピンはクリックしないと内容がわからないので、クリックされやすいのです。
下記のピンを使い分けることも大切です。
・インプレッション、保存を伸ばしたいときは、インフォグラフィックピン
・クリックされたい場合は、通常ピン
※インフォグラフィックピンについては、保存されやすいPinterestインフォグラフィックピンの作り方|Canvaから簡単に作る方法 をごらんくださいませ。
同じ記事のピンを2種類作る場合に気をつけるべきことは、下記の点です。
- 同じ画像+説明文だけ変えて、1ピンとして投稿することはNG
- リンク先の記事と全く違う内容の画像とタイトルのピンはNG
URLは同じでも、画像や説明文はそれぞれ違うものにしましょう。
対策5 シーズナリティは大丈夫?
これは、SEO対策と同じ考え方だと思うのですが、どうしたってクリスマスシーズンにはクリスマスの画像が見られます。
そんなときに夏休みをテーマにした画像のピンをアップしても、表示回数は増えないのです。
2019年11月20日に東京のピンタレストの勉強会に参加したときも、シーズナリティは大切だといわれました。
2020年3月27日には、コロナで緊急事態宣言もあり、下記のキーワードがPinterest公式で発表されました。
「在宅勤務」「ストレス解消」「買い置きレシピ」「おうちエクササイズ」「子供と楽しむアクティビティ」「前向きになれる言葉」
このキーワードはピンタレストからあなたの登録したメールアドレスに、お知らせとして入りますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
Pinterestは毎年予測を発表していますので、そちらを参考にキーワードを意識することも大切です。
ピンタレストの予測がすごい!【Pinterest Predicts 2023 のトレンド】
対策6 違反行為していない?
とにかく極端なことをしなければ、違法行為にはなりません。
極端に1ヶ月あたりの表示回数が減っている時は、こんなことにも気をつけてみましょう。
フォローをしたり、解除することを頻繁にする
→これも一気にやらずに少しづつやれば大丈夫です。
一度にたくさんのピンを削除する
→自分のボードから、いらないピンを削除するときは少しづつやりましょう。
極端な行為はスパムと見なされますのでご注意ください。
茜の1ヶ月あたりの表示回数が下がった失敗
私の1ヶ月あたりの表示回数が下がった理由は、下記の3点でした。
- シーズナリティピンがなくなってきた
- #を入れてなかった(公式で意味なしと聞いてやめてしまった)
- ピンタレスト画像に載せる情報量が多く、ごちゃごちゃでピン画像の魅力に欠けた
これらを改善したら、ひと月で1ヶ月あたりの表示回数は復活しました。
まとめ
この記事では、Pinterestの1ヶ月あたりの表示回数低下から復活するための6つの対策方法について解説してきました。
まずはじめに、Pinterestのアルゴリズムを理解することが重要であることを説明しました。アルゴリズムの変更によって表示回数が低下することがあるため、その変更点や影響について知る必要があります。
次に、Pinterestにおけるコンテンツ戦略を見直すことが必要であることを説明しました。ユーザーが求めているコンテンツの特徴や、Pinterestの特性に合わせたコンテンツ作成方法についても解説しました。
さらに、キーワード戦略を見直すことも重要であることを説明しました。キーワードの選定方法やPinterestにおける使い方について解説しました。
最後に、Pinterestのアクティビティを活性化することが大切であることを説明しました。アクティビティを活性化する方法やその影響についても解説しました。
以上の対策方法を実践することで、Pinterestの1ヶ月あたりの表示回数を回復させることができます。実際にPinterest活用歴4年の対策も有効でした。ユーザーが求めるコンテンツを提供し、キーワードを適切に使い、アクティビティを活性化することで、ピンタレストでのアクセス数を増やすことができます。
Pinterestの1ヶ月の表示回数はユーザーがチェックする場所です。アカウントをフォローするかしないかを決める数値でもありますし、ご自分のアカウントのパワーがわかる大切な指標でもあります。もし表示回数が下がったら、上記の対策をやってみてくださいね。
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